眼瞼下垂は何らかの原因によって上まぶたが下がってくる状態のことです。それにより見えづらかったり、目が疲れたり見た目が悪くなるといった不都合を生じます。ひどい場合は、頭痛や肩こりといった症状の原因になる場合もあります。原因としては、先天性と後天性があります。よく見られるものは後天性の加齢によるものですが、コンタクトレンズ(多いのはハードコンタクトレンズ)の長期使用によるものも時々見かけます。後天性ではこの他にも外傷や神経麻痺、重症筋無力症などの全身疾患に伴うものもあります。
上まぶたを上げるためには、眼瞼挙筋とミュラー筋の収縮が必要ですが、加齢によりこのまぶたを上げる筋肉の力が伝わりにくい状態になりまぶたが下がってきます。
(イラストは参天製薬ホームページから引用)
これらの症状が進行して、日常生活に影響したり、見た目が気になる場合には、これまでは手術が唯一の治療法でした。昨今、点眼薬(アップニークミニ点眼液)による薬物療法が開始され、いきなり手術の決心がつかない場合や、眼瞼下垂の程度がそれほど重くない場合には、有効な選択肢だと言われています。ただし、眼瞼下垂の原因が神経疾患など他の病気である場合には、その病気の治療が優先されます。まず、眼科で診察を受けて、原因や程度に適した治療を受けることが大切です。(イラストは参天製薬ホームページから引用)
上まぶたを上げる筋肉の一つであるミュラー筋を収縮させることでまぶたを上げます。有効成分のオキシメタゾリンがミュラー筋のα受容体に作用し、効果を発揮します。点眼5~15分後から8時間程度、効果が持続するといわれています。1~2ミリ程度、まぶたが上がり、目を開けやすくすることができます。(イラストは参天製薬ホームページから引用)
診察・検査後、適応と判断されれば治療開始となります。治療継続中は定期的に有効性、安全性の確認が必要です。
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